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第30号 (2000年 1月17日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本国憲法第九条がいよいよ光り輝く新世紀 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
裁判勝利の新年おめでとうございます | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新横田基地公害訴訟団代表幹事 小板橋 稔市良 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
96年、第1回訪米の時、ボストンの連邦政府庁舎前でビジル(静かに訴えのプラカードを胸に、ビラを手に歩き続ける)に参加。 そこでは98年に横田と、我が事務所を訪れてくれることになるジョセフ・ガーソン博士や、歴史学者ブーン・シャーマー博士の熱弁が印象的だった。 しかし、なによりも、ひげを貯えた白髪の元軍人が、「ジャパニーズ・コンステイチューション・アーテイクルナイン」と発言した時ははっとしたが、憲法九条を賞賛していると知って感激したものだ。 98年秋、日本と関係の深い世界一の軍港サンデイエゴが世界一の危険と汚染につつまれているのを視察。 キャロル・ジャンユウ女史やチャルマーズ・ジョンソン夫妻と親しく交流し、マーチ空軍基地の浄化責任者、国吉信義博士に案内され、軍事基地には必ず大汚染と危険がいっぱいなことを学んだ。 アメリカ国内では、300以上の基地が縮小されているのに、日本ではますます基地と米軍が我がもの顔に振るまっている。 その実状を沖縄などの人々とともに訴え、ニューヨークでは大横断幕やプラカードをかかげて、アメリカ市民と五番街から国連本部へと平和行進もしてきた。 99年5月、世界中から1万人もの平和運動家が集まり、日本国憲法九条を世界に広める課題をトップにかかげた、ハーグ市民会議の宣言が発せられた。 石原知事の「軍民共用空港化」をあきらめさせ、静かな夜を実現させること、そして裁判に勝利することは、平和憲法を守り、世界に広めることにつながる。 ともに頑張ろう。 |
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今年こそ結審、勝利判決を | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新横田基地公害訴訟弁護団長 榎本 信行 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新年あけましておめでとうございます。 私たちの裁判も四年目に入りました。今年は、沖縄の嘉手納基地周辺の仲間達が、数千人規模の第二次訴訟を起こそうと頑張っています。 昨年、私たちの国相手の裁判では、私たち住民側のやるべきことはほぼ終わり、もう結審してもいい段階にきましたので、早く結審してほしいと裁判所に要請してきました。 相手の国側は、賠償金額を減らすためにいろいろな理屈をつけて裁判を長引かせようと躍起になっています。このため結審は今年にずれ込んでしまいました。 今年はぜひ結審、判決にもっていきたいと思っています。 また、アメリカ相手の裁判は、一昨年の暮れに東京高裁が訴えを棄却する判決を出しました。今、最高裁に係属しています。 嘉手納基地周辺の人々も、後に続いて対米訴訟に踏み切るということです。弁護団は学会などに働きかけ、最高裁で勝利しようと努力しています。 昨年は、石原都知事が横田基地返還、軍民共用化の公約を掲げ、「返還」への一歩と喜んだのも束の間、軍民共用という騒音倍増の方に動き始めています。都はお粗末な報告書を出し、世論を軍民共用に誘導しようとしています。これに対し、瑞穂町、昭島市、立川市が反対の意志を明確にしています。心強いことです。 今年は多方面にわたり正念場です。忙しくなりそうです。 はちまきを締め直して一緒に前進しましょう。そのために訴訟団の皆さんにも裁判所などへの働きかけをお願いします。 |
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正月三が日の飛行回数 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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スクラム組んで!各地の訴訟より | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新横田基地公害訴訟三周年記念集会「パネルデイスカッション」に参加をいただいた方々のなかから、厚木基地爆音訴訟、嘉手納基地爆音訴訟よりメッセージをいただきました。ご紹介いたします。 ▼裁判流汗 不戦21世紀 第三次厚木爆音訴訟団長 真屋 求 米年報「ワールド・ミリタリー・アンド・ソーシャル・エクスペンデイチャーズ」は、世界の推定戦死者数、16世紀は260万人、17世紀は610万人、18世紀は700万人、19世紀は1940万人、20世紀は1億780万人と報じました。 20世紀が戦争の世紀となったことに心が痛みます。 私たちの裁判流汗は、戦争道具の基地をどかす(裁判後も続くでしょうが)不戦21世紀創りへのささやかな方便、営為ですが、極めて重要との思いがありますので負けられません。 新横田基地公害訴訟団の皆さんとスクラム組んで、がんばり抜きたいと思います。 本稿冒頭、賀詞を述べませんでした。40年間、爆音をなくせないので、その気になれないで来たせいです。お許しください。 でも、 『峠めざす 額の汗に 初光り』 です。 横田の皆さんのご健闘を切に祈ります。 ▼新訴訟米国も被告に 嘉手納基地爆音訴訟弁護団 松井 忠義 提訴三周年記念集会の節は、大変お世話になりました。 とくに、集会打ち上げ、兼忘年会の和気あいあいとした雰囲気の中で、何人もの訴訟団の皆さんと固い握手を交わした際の感動は今もって忘れられません。 対米訴訟を含む新嘉手納基地爆音差止訴訟の提訴は、2000年3月27日と決まり、予想される原告の数は3000名を超える見通しです。 これまでの新横田基地公害訴訟にこめられた訴訟団の皆さんの力強く熱い想いを、これからの新嘉手納基地爆音差止訴訟の闘いに是非とも受け継ぎたいと思います。 基地周辺住民の「静かな眠れる夜を返せ」という人間としてごく当然でささやかな要求が実現される日まで、ともに連帯して闘う決意であり、今後も新横田基地公害訴訟団の皆さんの新嘉手納基地爆音差止訴訟に対するご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 |
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全国の基地訴訟の協力で「眠れる夜を」取り戻そう | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新横田基地公害訴訟弁護 中杉 喜代司 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年、12月5日の提訴三周年記念集会において、「各地の空港騒音訴訟の現状と今後の展望」と題するパネルデイスカッションが開かれ、各地の騒音訴訟の方々が1時間40分にわたって、おおいに語り合いました。 参加者は新嘉手納基地爆音差止訴訟の佐井孝和・松井忠義の両弁護士、小松基地爆音訴訟の川本蔵石・山口民雄の両弁護士、第三次厚木基地爆音訴訟の岡部玲子弁護士と真屋求訴訟団長、新横田基地公害訴訟の盛岡暉道・吉田栄士の両弁護士・大野芳一訴訟団代表幹事と、司会の私の10名です。 このシンポジウムは、各空港騒音訴訟の現状や問題点を出し合い、お互いに、今後の訴訟の展望を見つけようとするものでした。 新嘉手納訴訟の提起 各地の訴訟は横田、小松、厚木の各訴訟が旧訴訟を終え、6000名、1800名、5000名といった多数の原告による新訴訟に入っています。 これに対し、嘉手納は昨年五月に旧訴訟を終え、この春に大規模訴訟を起こすべく準備中であるとのことでした。 嘉手納の新訴訟は早朝・夜間の飛行差し止め請求を中心に、過去や将来の損害賠償請求とともに、新横田と同じく米国を被告とする対米訴訟に加え、沖縄県の健康被害調査で難聴となった原告らによる個別請求も行う予定です。 現在は、六市町村に各々支部が設立され、本格的に原告集めが行われている最中です。この新嘉手納訴訟で予定通り5000名の原告が集まれば、全国の空港騒音訴訟は原告数合計で18,000名近くにも達することになります。 <小松、厚木、横田 訴訟の現状> すでに大型の新訴訟が提起されている小松、厚木、横田の各訴訟では、横田がもっとも早く、すでに本人尋問、証拠調べ、検証などが終了しました。 しかし、ここにいたって、国が「危険への接近」の立証を理由とする多数の原告本人尋問の申請や、「原告らのグループ分け」を理由に、最近の測定結果に基づいて新しいコンター(線引き)を引き直すなどと言い出しました。 そこで、弁護団では国による訴訟の引き延ばしを絶対に認めない行動を展開しています。 小松では、憲法第九条違反の主張をしている関係で、新ガイドラインについての学者証人や、最近実施された健康被害疫学調査に関する学者証人を実施しており、今後は原告本人尋問を行って、今秋の結審を目指しています。 また、小松でも国は、横田と同様に「原告らのグループ分け」などの主張を出し始め、原告らの生活実態を詳しく書いた陳述書を出すように主張しています。 厚木ではようやく原告本人尋問から証拠調べに入ったところですが、これまで他の訴訟で国の代理人を勤めていた人が裁判長となっているため、裁判所の訴訟指揮が国の主張に片寄りがちであり、弁護団もそれに反対するために苦労をしているとのことです。 しかし、最近はだんだんと裁判所の姿勢も良くなりつつあり、他の訴訟とも連携をとって国の主張を跳ね返したいとの報告がなされました。 <危険への接近> 国は、騒音のあることを知って騒音地域に入ってきた原告には損害賠償額を減らすべきであるとの「危険への接近」の主張を強く行っています。 この「危険への接近」の考え方は、旧訴訟でも一部認められているため、各訴訟でも原告らの大きな課題となっています。 しかし、旧嘉手納訴訟では国の「危険への接近」の主張は退けられています。 まず沖縄の中部には、米軍基地が数多くあって、住民が基地から離れて居住することが難しいこと、また、沖縄では占領中に米軍が住民の土地を取り上げてしまったことなど、沖縄特有の事情があります。その他、提訴以来十年以上もたって、騒音をまったく改善しない国の怠慢も「危険への接近」が認められなかった理由となっています。 沖縄に特有の事情があるならば、横田も独自の事情があると、吉田弁護士は、『旧判決が確定したのに、いまだに騒音を軽減しない横田基地は「危険への居座り」だ。八王子の団地にもっともよく表れているが、国の住宅政策によって団地や街が作られたのであって、国こそ住民を騒音地域に誘い込んだのであるから、「危険への誘致」だ』と力説しました。 <原告らのグループ分け> 厚木、横田、小松の各訴訟では、国は一日中騒音地域にいる原告と、昼間外へ働きにでる原告とでは、騒音を受ける時間が違うとして、原告らをグループ分けして、損害額を減らそうとしています。 この国の主張は、まず、厚木訴訟で提起されました。裁判所がこの国の主張に乗りかけて、原告らに対し、生活実態を詳しく書いた陳述書を出すよう要求してきました。 これに対し、厚木弁護団は国の主張の誤りを指摘する書面を何度も出し、ようやく裁判所も態度を改め始めているとのことです。 横田でも、国は、国の測定記録を公開する見返りに、夜間と休日だけの騒音記録によるコンター(線引き)をやり直したいと申し入れてきました。 横田弁護団では、国の主張がこれまで確認された「共通損害」という考え方に反するものであることを指摘し、国の「グループ分け」の主張を認めないよう要求しています。 最近小松でも、国が「原告らのグループ分け」の主張をし始めているとのことで、各訴訟が協力して国の主張による損害賠償額の減額や、訴訟の引き延ばしを許さないことが確認されました。 <健康被害調査> 嘉手納では、沖縄県の知事(太田前知事)に要請し、これまでにない大規模かつ専門的な「騒音による住民の健康影響調査」を4年がかりで実施しました。 その結果、航空機によって難聴になっていることが明らかになった住民が12名もいることをはじめ、多くの成果が明らかになっています。 また、小松では旧訴訟の際、谷口医師を中心とする住民被害調査を3回にわたって実施しています。さらに、新訴訟提起後、大学の疫学調査の専門家による広範な新住民被害調査を実施したところ、航空機騒音と高血圧の因果関係が明確になるなど、新しく成果が出ています。 <各訴訟の協力で早期勝訴判決を> 最後に、盛岡弁護士や大野代表より、石原知事が画策している横田基地の軍民共用化問題について、東京都の調査報告書がまったくインチキであるとの報告がなされました。 今回のシンポジウムでは各地の訴訟で同じ問題を抱え、訴訟団や弁護団がさまざまな工夫をしていることがわかりました。各訴訟における意見と経験を交流できたことは、今後の訴訟運営上、大きな力となることは間違いありません。 さらに、新嘉手納訴訟が大量の原告で提起されれば、国に対する騒音被害者の大きな包囲網ができます。 静かな夜を取り戻すまで頑張ることを誓ってシンポジウムを終了しました。 |
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周辺自治体首長から訴訟団への新年のメッセージ(順不同) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<福生市> 新年あけましておめでとうございます。 新横田基地公害訴訟団の日頃のご活躍には敬意を表する次第であります。 本訴訟につきましては、横田基地周辺9市1町の住民が航空機騒音などに関して、提訴をして以来、3年が経過し、裁判もすでに最終段階になってきたと聞いておりますが、市といたしましても、航空機の騒音につきましては、議会並びに、東京都と周辺市町連絡協議会として解決を図るべく、以前から横田基地での艦載機訓練の中止、常駐機での、市街地上空の飛行訓練中止、或いは、正月三が日や、日曜、祝日の飛行中止等について、国及び基地に対して要請をいたしておるところであります。 今後も引き続き、基地が存在することによる様々な被害の軽減について、粘り強く要請していく所存であります。 貴訴訟団のさらなるご発展をご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。 |
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平成12年1月 福生市長 石川 彌八郎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<瑞穂町> 新年あけましておめでとうございます。 航空機騒音のない、住み良い生活環境を目指す貴訴訟団の活動に対しまして、深く敬意を表します。 東京都が昨年11月25日に「横田基地の民間利用を考える会」を発足させたり、騒音問題に目をつむり、経済効果を強調した概況調査報告をとりまとめる等、横田基地の軍民共用化を進めておりますが、住民の生活環境を守るため断固阻止する決意でおります。 また、基地に起因する諸問題の解決に向けて、当町といたしましても、心新たに取り組んでいく所存であります。 公害訴訟団の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。 |
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瑞穂町長 関谷 久 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<昭島市> 新年、あけましておめでとうございます。 航空機騒音のない良好な生活環境を求め、日夜ご活躍をされている貴団に対しまして、深く敬意を表する次第であります。 本市といたしましても、本年引き続き市民の安全と生活環境を守る立場から、騒音被害の解消に向け、最前の努力をしてまいる所存であります。 年頭にあたり、貴団の所期の目的達成と団員の皆様の御健勝とますますのご活躍を祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。 |
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平成12年1月 昭島市長 北川 穰 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<入間市> 新年あけましておめでとうございます。 日頃から、騒音のない静かな環境を守るために、ご活躍されている皆様に深く敬意を表します。 本市といたしましては、安心して暮らせる生活環境を守る立場から埼玉県基地対策協議会及び周辺自治体等とも連携を図りながら、安全飛行の徹底及び航空機騒音の軽減等について、要望活動等を実施しているところです。 しかしながら、昨年はあってはならない航空機事故が発生してしまい、市民に大きな不安と脅威を与える結果となってしまいました。航空機基地をかかえる自治体として、二度とこのような事故を起こさないよう、関係機関に対し、今後とも積極的に働きかけて参る所存でございます。 最後に今年一年が皆様方にとりまして、明るく実りの多い年でありますようご祈念申し上げます。 |
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入間市長 木下 博 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<立川市> 新年おめでとうございます。 新横田基地公害訴訟団は、基地周辺住民の方々の騒音被害解消に対する願いのあらわれだと理解しております。 立川市としましても、市民の安全と生活環境を守る立場から、平成11年1月「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」を通じて、関係機関に対し基地対策の拡充を行うよう共同要請を実施してまいりました。今後も東京都や周辺市町と連携し、基地問題の解決に向けて取り組んでまいる所存であります。 皆様のますますの御健勝をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。 |
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立川市長 青木 久 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<羽村市> 新年あけましておめでとうございます。横田基地周辺地域の「静かな夜と住み良い生活環境」の実現のため、日夜ご尽力を続けられている皆様のご活躍に敬意を表します。 羽村市では「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」を通じて、毎年度国及び在日米軍に対し、横田基地対策に関する要望を行い、航空機騒音の解消、空母艦載機による飛行訓練の全面的中止等について申し入れ、基地周辺住民の生活環境改善のため努力を重ねております。本年につきましても、引き続き関係機関との連携を密にし、基地に起因する諸問題の解決に向けて取り組んでまいる所存であります。 最後に訴訟団の皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。 |
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羽村市長 井上 篤太郎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<武蔵村山市> 新年あけましておめでとうございます。 新横田基地公害訴訟団の皆様の日頃の活動に心から敬意を表します。 昼夜を分かたぬ航空機騒音は市民生活に大きな影響を与えており、航空機騒音のない静かな夜は市民だれもの願いであります。 市といたしましても、基地周辺の民生安定と福祉の向上を図る立場として、東京都及び周辺市町と連携し、今後とも要請行動を続けてまいる所存であります。 年頭にあたり、皆様方のご健勝を祈念申し上げます。 |
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武蔵村山市長 志々田 浩太郎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<飯能市> 新年あけましておめでとうございます。皆様方のご活躍により、所期の目的が達成されますようご祈念申し上げます。 |
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平成12年1月 飯能市長 小山 誠三 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<日野市 > 新年あけましておめでとうございます。年の始めにあたり、世界の人々が安心して暮らせる平和が築かれることを祈ります。日野市では、平和が市民の基本であるとの理念のもとに、平和運動の支援と国際交流の推進を行ってきました。新横田基地公害訴訟に参加された多くの市民の皆さんの切実な願いが今年こそ早くに実現されることを祈っております。訴訟団のご活躍に期待して、新年の挨拶といたします。 |
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平成12年1月1日 日野市長 馬場 弘融 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<埼玉県知事もメッセージ> 新横田基地公害訴訟団の皆様、明けましておめでとうございます。 「静かな眠れる夜と住み良い生活環境」を目指した皆様方のご活動に対しまして、深く敬意を表します。 私は、知事就任以来、基地の航空機騒音問題について、政府関係機関や在日米軍司令部、米国国防省に要望を行うなど積極的に取り組んで参りました。 今後も、県民の安全と生活を守る知事として、地元市と連携を図りながら、努力を重ねて参りたいと存じます。 年頭に当たり、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。 |
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埼玉県知事 土屋 義彦 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(石原東京都知事よりは、何の連絡もありませんでした。) 「今後の推移見守る」八王子市 八王子市からは、環境部環境保全課管理係より、『 今後の推移を見守りたいと思います』と、ファックスで連絡がありました。 |
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公害弁連の先生達と沖縄へ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表幹事 小板橋 稔市良 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
99年秋、全国公害被害者総行動の仲間と連帯して、基地の中にある沖縄に飛び込んであらためて思う。 嘉手納の周辺には絶えず爆音がーーー。しかも、最大風速58メートルを越す台風のため、格納庫に閉じこめられていたF15がその憂さを晴らすかのように、ぞくぞく飛び立つ乱暴きわまる轟音。 騒音性難聴に苦しむ町民の姿を見た。 沖縄戦で、軍隊というものは天皇を守るためのものであったかもしれないが、国民を守るものでないことを骨の髄まで体験した、県民太田元知事をして、少女を海兵隊の暴力から守れない責任を嘆かせた植民地的対米従属の現状。 いまだに、最もひどく人権を侵されている沖縄の苦しみは、もっともっと知られなければならない。 いい土地は、広々と基地に取り込まれ、その谷間に県民が、日本国民がおかれ呻吟している。 ニューヨーク市立大学での我々の訴えに学生が「アメリカの悪」「恥」を感ずるといったが、考えてみれば、首都東京の横田、空母機動部隊の母港横須賀と厚木基地の存在は、沖縄以上に安保のもとにおける世界に例のない屈辱的状況といえよう。 台風のため遅れ、現地の第二次嘉手納訴訟説明会に参加できなかったことのが残念だった。 しかし、いっぱい持っていった資料を金子さんとともに手渡し、頑張っている世話役の人たちとを激励することができた。そんな沖縄訪問でした。 |
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訪米報告 ボストンコース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昭島支部 堀 美保子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マサチュセッツ工科大学での討論学習会、私たち(青木、鍛冶弁護士、松井、堀)はマサチュセッツ工科大学日本学科の特別講座に課題提供者として参加した。 ボストンコースの目玉イベントだ。 まず、松井さんが基地の航空写真を示しながら、心身ともに爆音被害を受けていること、堀向地区に人が住めなくなってしまったことを話し、鍛冶弁護士が横田訴訟の概要を述べて意見交換会が始まった。 最初の「米軍はなぜ日本にいるのか」という質問に鍛冶弁護士が「日米安全保障条約に基づいている」と答えると、まだにきびいっぱいの男子学生は「へえ、そんな条約があるの!」という顔。 さらに、「日本は非武装の国だから、米軍基地に守ってもらっている、ありがたく思うべきだという人が多い」という学生にたいして、鍛冶弁護士は「基地周辺の人にとっては、守ってもらうどころか、松井さんが話したように、夜も眠れず、健康までもむしばまれている」と反論し、青木弁護士が「日本でも米軍に守ってもらっていると考えているのは多数派で、基地被害を受けているのは少数派だが、その人たちの人権も守らねばならない。そのためわれわれは訪米してアメリカの人々に訴えている」とのべた。 また「アメリカ政府が裁判に応じないことはわかったが、被害にたいして日本政府はなにをしたか」という鋭いやり取りのあと「日本にいる米軍が悪いことをしている話は時々きくが、実際に被害を受けている日本人から直接話がきけてよかった。」「アメリカ国民のひとりとして、あなた方に何か協力できることはないか」と、好意的な発言で交流は終わった。 |
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『外国軍隊お断り』各国、各地の運動を交流 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昭島支部 清水 多恵子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年11月末、日本平和大会イン岩国に参加。各地の米軍基地反対、新ガイドラインの発動を許さないという取り組みなど交流しました。 国際シンポジウムでは、イタリア、韓国、中国、ハワイ代表から、各国の米軍基地反対の運動の困難さも率直に語られました。しかしイタリア青年の「いつの時代も正義は少数者からはじまるのだから、粘り強く進めよう」や韓国女性の「もっと国連の人権セクションを活用すべき」という自らの体験からでた発言などから、勇気づけられたり、在日米軍基地被害も人権委員会に提訴したいと改めて思いました。国際シンポジウムはとても刺激的でした。 本土で唯一海兵隊が駐留する岩国基地では、滑走路をもう一本増設するというのです。 市内の小山を削り、海を埋め立てるための長い長いコンベアが蓮田を区切っている風景を見て、ほんとに情けなくなりました。 既存の滑走路からは韓国に向けて戦闘機が四機編隊で飛び立って行き、参加者を驚かせました。 大会、分科会では、周辺事態法が施行され各地の自衛隊基地が強化されているとの報告が際だちました。私も、新訴訟と軍民共用問題を訴え、二つの署名への協力をお願いしました。 一昨年の佐世保大会にも増して、パフォーマンスや楽しんで運動を広げている若者の活躍が目立ちました。気持ちのよい大会でした。 |
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新横田基地公害訴訟提訴三周年記念集会に寄せて、ひとつの詩ができました。 その詩をもとに、ひとつの歌が生まれました。大事に育てていきたいものです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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大会参加にあたり、訴訟団からのカンパのご支援をいただき大変ありがとうございました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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