新横田基地公害訴訟団ニュース

第35号  (2001年1月15日)
被害救済で21世紀の幕開けを
新横田基地公害訴訟団代表幹事  大野 芳一
新年明けましておめでとうございます。
いよいよ、21世紀の幕開けとなりました。
私たち新横田基地公害訴訟も6年目を迎えることになりますが、みんなで頑張って21世紀にふさわしい成果を生みだす年にしていきましょう!
さて、公害訴訟の歴史は、日本経済のひずみとして33年前、新潟水俣病訴訟(1967年6月)から始まり、次々と訴訟が起き大きな社会問題となって今日に続いています。
公害訴訟はその被害の即時救済を求めると同時に、環境保全あるいは環境改善のために発生源の活動を差し止め、子々孫々によい環境を残していこうとすることを重点にしています。
運動の目的であるこの「発生源の差し止め」は大阪国際空港公害訴訟・高裁判決(1975年11月)で一時的に勝訴したものの、その後の最高裁判決で棄却され、以降旧横田基地公害訴訟をはじめ、どの訴訟でも涙をのんできました。
しかし、連綿と続く公害訴訟の闘いの結果、21世紀を目前にした昨年1月、大気汚染に苦しむ尼崎公害訴訟、そして、11月に名古屋南部公害訴訟において国および企業に対し、悲願であった「排ガス」の差し止めが認められました。
21世紀は、社会のあらゆるところにおいて公害を根絶することが私たち市民に課せられた使命と考えます。
新横田基地公害訴訟は18年におよぶ旧横田基地公害訴訟の闘いの延長線上にあり、発生源である米軍の活動を差し止めるため、米、日両国を被告として闘っています。 相手が日米安保条約及び、地位協定に守られているといえども在日米軍の活動による被害に対し、全国各地の住民の怒りは日増しに高まっており、また、各地の地方自治体から「地位協定の見直し」要求が政府に突きつけられるという状況になっています。
こうした状況を追い風として、対米訴訟最高裁判決を勝利し、アメリカ政府を法廷に引き出し、尼崎公害訴訟や名古屋南部公害訴訟の「差し止め」判決の新たなうねりに乗って「夜間飛行差し止め」をなんとしても実現させようではありませんか。
そのため、まず、国あいての訴訟を東京地裁八王子支部で勝訴し、今まで米軍活動を野放しにしてきた国の姿勢を全面的に改めさせるため、この1年おおいに奮闘しようではありませんか!


今年こそ勝利判決を
新横田基地公害訴訟弁護団長  榎本 信行
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年の春にはいよいよ一審裁判が終わります。 証人調べや、原告本人尋問、検証などいろいろな山場を越えてきました。 皆さんの住所確認などの作業もだいたい終わりました。あとは、私たちと国側双方が最終の主張(言い分)を書いた書面を交換して終わりです。
判決の日はまだ分かりませんが、秋頃になると思います。
国側は、「損害賠償を支払わなければならないだろうが、その対象者や金額は、厳密に調査しなければならない」という基本的な立場です。
これはもっともだと思います。国民の税金から支払う訳ですから、私たちも「いい加減なところ払ってくれ」などとはいっていません。そのために、とりあえず「騒音区域」内に住んでいる人たちに絞って裁判を起こしています。
しかし、国はこの基本的な立場を悪用して「基地があるのを分かっていて引っ越してきた人は『危険への接近』をしたのだから、賠償する必要がない」などと言い、夜しか帰らない人は賠償金を減らすとも言って裁判を引き延ばしにかかっていました。いずれも実情に合わない言い分です。 うち崩さなければなりません。
石原知事の「軍民共用空港案」もしぼんだ感じですが、まだ、油断ができません。
とにかく今年は判決に向けて、もう一踏ん張りしましょう。


基地周辺住民が手を携え新世紀を動かそう
〜各地の訴訟からメッセージが届きました〜

▽大きな飛躍の年に
新嘉手納基地爆音差止訴訟弁護団弁護士  松井 忠義
あけましておめでとうございます。
 昨年の新嘉手納基地爆音差し止め訴訟の提訴に際しては、ひとかたならぬご支援をいただき、弁護団一同心より感謝申し上げます。
 いよいよ今年は新横田基地公害訴訟の結審、そして判決を迎えることになりますね。
 これまでの貴訴訟団、弁護団のすばらしい闘いが大きく実を結び、国をさらに追いつめる画期的な成果を得られんことを期待いたしております。 二一世紀が全国の基地騒音公害訴訟の闘いにとって新たな飛躍の世紀となるよう、共に連帯して頑張りましょう。

▽祝 新春萌芽 天下平安
第三次厚木爆音訴訟原告団団長  真屋 求
「戦争よ!さようなら」の21世紀開幕。
第一幕「全国大型基地訴訟のトップランナー・新横田基地公害訴訟の結審・判決」
ご苦労様です。お手伝いできないだけに、勝訴を唯々合掌して祈るのみです。
全国の仲間もきっと「新春萌芽」の熱い想いでしょう。
「六根清浄、天下平安。六根清浄、天下平安」丹沢、大山、相模の海、そして富士、大海原、初光り。
二幕は厚木です。頑張りましょう。

▽「正義は我らにあり」
米軍上瀬谷基地土地返還訴訟支援共闘会議事務局長  真次 英一
新しい世紀の幕開けにあたり連帯のメッセージを送ります。
昨年はいろいろお世話になりました。
おかげさまで私たちの裁判も順調に進み、昨年末には国の反対や妨害ともいえる行為の中、「現場検証」を行いました。
私たちはこれまでの裁判を通じて、国がいかに国民をないがしろにして、アメリカに奉仕しているかをあらためて明らかにしました。これは貴裁判でも同じであろうと思います。
つまり「正義は我にあり」なわけです。
ところが裁判所がそれを認めるかどうかは、まったく別のことだというおかしなこともあって、手をゆるめることはできません。
しかし、一方では世論が大きく変わってきているのも確かです。
これまで我慢してきた地方自治体の首長さんたちの中から、アメリカ軍の身勝手な振る舞いに次々と怒りの声が出てきたのはその何よりの証拠であります。
このような声をよりどころに、このような声と連帯して、これからも闘いを大きく発展させようではありませんか。
皆様方の闘いの前進と勝利を祈念し、共に闘う決意を述べて連帯の挨拶とします。
2001年 元旦
周辺自治体首長から訴訟団への新年のメッセージ (五十音順)
<昭島市>

新年明けましておめでとうございます。
航空機騒音のない良好な生活環境を求め、日夜ご活躍をされている貴団に対しまして、深く敬意を表する次第であります。
結審も近いとのことでありますが、貴団の皆様のこれまでのご努力が実を結びますよう切に願っております。
本市といたしましても、引き続き市民の皆様の安全と生活環境を守る立場から、東京都や周辺市町とも連携をより密にして、騒音被害の解消に向け、最善の努力をしてまいる所存であります。 年頭にあたり、貴団の所期の目的達成と団員の皆様のご健勝とますますのご活躍をご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

平成13年1月 
 昭島市長  北川 穰一
<立川>

新年おめでとうございます。
新横田基地公害訴訟は、基地周辺住民の方々の騒音被害解消に対する願いのあらわれだと理解しております。
立川市といたしましても、市民の安全と生活環境を守る立場から、平成12年11月に「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」を通じて、関係機関に対し基地対策の拡充を行うよう共同要請を実施してまいりました。
今後も東京都や周辺市町と連携し、基地問題の解決に向けて取り組んでまいる所存であります。 皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
立川市長  青木 久
<羽村市>

新年あけましておめでとうございます。
横田基地周辺地域の「静かな夜と住み良い生活環境」の実現のため、日夜ご尽力を続けている皆様のご活躍に敬意を表します。
羽村市では、市民の安全と生活環境を守る立場から、本年も東京都や周辺自治体と緊密な連携を図り、航空機騒音の解消、空母艦載機による飛行訓練の全面中止等、基地に起因する諸問題の解決に向けて、最善の努力を続けてまいる所存です。
訴訟団におかれましては、本年もますますご健勝にてご活躍されますことをご祈念致しまして年頭の挨拶とさせていただきます。
羽村市長  井上 篤太郎
<日野市>

新年あけましておめでとうございます。
日野市は、戦争を決して許さず、平和が市民生活の基本であるという日本国憲法の理念のもとに「核兵器廃絶・平和都市宣言」を行い、世界の恒久平和を祈ってきました。
平和で静穏な市民の生活環境が航空機の騒音により、不安と危険にさらされる恐れがあることは憂慮に堪えません。
将来にわたり、平和で住み良い生活を守るために、新横田基地公害訴訟団のみなさんの「静かに眠れる夜と住み良い住環境を求める切実な願い」が実現されますよう祈念いたします。
訴訟団のご活躍に期待し新年のメッセージといたします。

平成13年(2001年) 1月1日 
 日野市長  馬場 弘融
<瑞穂町>

新年あけましておめでとうございます。
日頃から、騒音のない静かな環境を守るために、ご活躍されている皆様に深く敬意を表します。
瑞穂町では、従来から基地が存在することによる様々な問題解決に向け取り組んでまいりましたが、昨年9月に実施された空母艦載機着陸訓練の被害が多大であったため、東京都並びに周辺市とともに 、基地の整理・縮小・返還を含めた基地のあり方そのものについても協議していくことにしました。
今後も引き続き米軍や国に対し、粘り強く問題解決に向け要請していく所存であります。
年頭にあたり、公害訴訟団の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

平成13年1月 
瑞穂町長  関谷 久
<武蔵村山市>

新年あけましておめでとうございます。
新横田基地公害訴訟団の皆様の日頃の活動に心から敬意を表します。
横田基地は、人口が密集した市街地に所在していることから、市民は昼夜を分かたぬ航空機による騒音被害といつ発生するか分からない事故に不安な毎日を送っております。
平穏で安全な生活を営むことは、市民共通の願いであり、市といたしましても、基地周辺の民生安定と住民福祉の向上を図る上で、東京都及び周辺市町と連携し、今後とも要請行動を続けてまいる所存であります。
年頭にあたり、皆様方のご健勝を祈念申し上げます。
武蔵村山市長  志々田 浩太郎
<埼玉県知事もメッセージ>

新横田基地公害訴訟団の皆様、明けましておめでとうございます。
「静かな眠れる夜と住み良い生活環境」を目指した皆様方の御活動に対して、深く敬意を表します。
私は、知事就任以来、基地の航空機騒音問題について、政府関係機関や在日米軍司令部、米国国防省の要請を行うなど積極的に取り組んで参りました。
今後も、県民の安全と成果地を守る知事として、地元市と連携を図りながら、努力を重ねて参りたいと存じます。
年頭にあたり、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

平成13年1月
埼玉県知事  土屋 義彦
静かな夜を返せ! 新横田訴訟の勝利をめざす秋のつどい
〜1000人の参加者を得て、好転にも恵まれ大成功 〜
新横田基地公害訴訟(第一審)は最終段階を迎えました。しかし、裁判引き延ばしと巻き返しを図ろうとする国の姿勢からは、被害救済への意思は微塵も感じられません。 
こうした状況を踏まえ運動の強化を図るため、労働団体、民主団体などに「つどい」の実施を呼びかけ11月23日、勤労感謝の日に「新横田訴訟の勝利をめざす秋のつどい」が実現しました。 この日のために、訴訟団各支部は「つどい」を盛り上げ多くの方々に参加してもらおうと知恵を絞りました。
工夫をこらした出店は(食べ物9、飲み物6、花2、野菜販売1、バザー1、フリーマーケット3、出し物1)支援団体の出店と合わせ、会場の雰囲気づくりに大きく貢献しました。
また、舞台では、地元の人たちの協力を得て、元気溢れる高校生バンドや対照的なフラダンスの出演。
そして訴訟上の問題点を描いた朗読劇「危険への接近」が行われ、手作りの味が好感を呼びました。
式典では、訴訟の経過や問題点が報告され、川田悦子衆議院議員の挨拶、地元自治会長挨拶、他の基地騒音関係者の連帯挨拶、政党、労働組合代表挨拶があり、新横田基地公害訴訟の役割と意義が広く国民全体に発信される場となりました。 この他、三宅島災害被災者への会場カンパおよび、支援バザーも取り組まれ、総額154,311円を参加者の気持ちとして、「三宅島NLP基地建設を反対する会」の皆さんにお渡しすることができました。

▽『新しい輪』焼き芋のおかげかな
福生支部  遠山 陽一

福生支部が請け負ったポスター貼りからが大変だった。
何しろ両面テープを扱うのも初めて、ブロック塀に貼るのも初めてという面々ばかり。
それでも、新しい輪が広がった。
チラシを原告に届けたり、「つどい」参加を誘ったりというなれない行動の中から、積極的に手伝う人が三人も現れた。
前日のテント張りの失敗や、発電器の故障などの災いが転じて福となり、会場そばの町会が電気を使わせてくれるという協力も得られた。
〈焼き芋〉変更の〈ふかし芋〉も、綿飴も好評であった。
残りのさつまいもは、労働組合の人や、出店に協力してくれた方々にお土産として配った。
さてさて、煮て食べたか、焼いて食べたか?

▽大当たり『ストラックアウト』
八王子支部  金子 康彦

八王子支部は、フリーマーケット、ススキの〈フクロウ人形〉を作り、ストラックアウト(ボール投げゲーム)を担当しました。
ポカポカ陽気のもとで楽しく交流ができて、そしてチョッピリ黒字も出てよかったと思います。 地元の町会、自治会に協力を要請してきました。
久保山町会からは当日、富田会長からご挨拶をいただきました。
また、手作りのゲーム器「ストラックアウト」をお借りし、大変好評でした。
八王子支部のスローガンは「意気高く」「粘り強く」「楽しく」です。
これからも地元地域でのおつきあいを大切にして、勝利の判決を目指します。
最後に「餅つき」をやる予定でしたが、やむを得ない事情で取りやめになりました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。  

▽だんごのように団結
瑞穂支部  岡口 明

だんご汁、甘酒、お酒、ヨーヨー、これが瑞穂支部の出しものでした。
だんご汁担当の方が一番苦労されたようです。 何しろ、100食分以上の材料を食べやすいように調理しておくことが事前に必要だったからです。
6人の方々には前日よりご奮闘いただきありがとうございました。
当日、焦ったことがふたつありました。
ひとつは、だんご汁がなかなか煮えなかったこと。
もう一つは、準備していただいた人から「私たちの昼食は?」と聞かれたことです。
作ることに集中するあまり、自分たちの食事のことを忘れていました。 その結果、試食を兼ね、瑞穂の売り子全員が自分たちの商品にまず手を着けることになりました。しかも、腹一杯食べてみて、充分売り物になることを実感すると同時に、瑞穂支部の原告は『だんご』のように団結して、「つどい」成功に奮闘いたしました。
2001年早々には、必ず勝利判決が出ると期待しています。

▽三宅島支援バザー
昭島支部南部  安部 修一

私たちは「新横田訴訟の勝利をめざす秋のつどい」で三宅島支援バザーとコーヒーの店を担当しました。
南部地区では11月5日に総会を開き、団費の集金、裁判の経過報告とバザーについて話し合い、参加者の確認をしました。品物については、団員、新日本婦人の会、その他に呼びかけて集めました。当日の会場持参の方もありました。
当日は15名の団員と新婦人の会員の方が販売に当たりました。Tシャツ、ズボンなどの衣類やバスタオル、文庫本、子ども用衣類、おもちゃなど、多くの品物が集まりました。
また、多くの人が立ち寄って買い求めていました。バザーの売り上げはつり銭カンパも含め、25,936円でした。
三宅島被災者支援バザーへのご協力ありがとうございました。

▽かいモツ煮は人気者
立川支部  森田 マサエ

ある日突然、大野さんより「新横田訴訟の勝利をめざす秋のつどい」に各支部でお店を出すので立川でも何か考えてほしいと電話が入る。
何かと言われても、全員で集まったこともない、そんな中での行事。 籾山さんから届いた名簿でスタート。
遠い人には郵送で知らせ、近所五軒で計画を進めました。
モツ煮の試食会もして、「モツ煮」「カップラーメン」に決まり準備に入る。
子どもたちが手伝って書いた見事な看板を手に会場へ。
寒いところで温かいモツ煮はわりと人気で、短時間で完売となり、バンザイ。
残念なことは売る方に気を取られ、舞台の方に目や耳をあまり向けられずにいたこと。
でも、雰囲気だけで充分満足だった・・・・・ ただ、ご無沙汰している私にとって「遠方よりお越しいただきお互いに頑張りましょう」の挨拶に、いろいろ考えさせられことや反省させられることがあり、胸うつものを感じた。
それに引き替え、一生懸命「つどい」に参加、活動している方々はすごく光って見えました。
お世話になり参加できたこと大変うれしく思っています。


勝利判決に向け もうひとガンバリ
「被害救済の判決を求める」要請署名を始めて2ヶ月あまり。たくさんの方の協力で約1万筆を裁判所に届けることができました。ありがとうございました。
あたりまえな願いを実らせるため、もうひと頑張りしましょう。

▽ただ今、署名継続中
八王子支部  田中令子

八王子市の北部に住むようになって、20年になりました。
引越た当時驚いたのは、わがもの顔で悠然と爆音を落としながら、巨大怪物のように往復する大型の米軍機や、見せびらかすような金属音を、炸裂音を残して超スピードで編隊を組んで通過するジェット機の光景が我が家や近隣に展開していたことでした。
さらに昼、夜、早朝、深夜まで及ぶほどでした。
転勤した職場のうち、3回とも騒音がついてまわっていました。
都内の住宅地の親戚に宿泊する度に、物音ひとつしない本当の夜の静寂を取り戻したとき、北八王子の異常さを痛感したものです。

ジェット機が切り
    裂いていく木の芽山


過日、原告団としての騒音被害要請について、これ以上の署名集めの限界を漏らしたところ、原告仲間のS氏より、「一番身近で切実感をもっているはずの隣近所をまわってみたら」とアドバイスをいただく。
一瞬躊躇したものの万勇をふるって挑戦してみることになりました。
回覧板巡回20軒のうち、娘の小学校時代を通じて交友のあった家、新築で移転してこられた家、行事で一緒に参加した家など10軒余りを訪ねました。
「原告団の存在を初めて知って感動した」「防音工事後も爆音の振動で仕事の器機が動いて支障がある」などなどで署名運動への期待が伝わってきます。
やむなく、中断していた署名の第二陣を今度は友人として取り組む予定です。

署名簿を小脇に
    小菊の家訪ね



署名にご協力ありがとうございます
埼玉県深谷市にお住まいの内川幸一さんは勝利判決を求める署名運動に取り組んでいただいているおひとりです。
すでに何百という署名を届けて下さいました。署名とともに内川さんの運動がつづられています。
『本日は地域の集会で訴えました。休憩時間に友人の協力を得て、驚くほどたくさん集まって・・』『本日は平和運動をしている高校生に呼びかけた。横田基地の騒音はひどい!などと言いながら署名してくれました』『今回は保育園からの署名を送ります。返信用の封筒が足りません。送って下さい。宣伝物も!』


横田基地ってでかいなあ
年間、何組も見学に訪れますが、先頃、めずらしく小学生が見学に来ま した。和光小学校6年生です。さっそく、感想を寄せてくれました。
判決にも注目しているそうです。
広かったです。滑走路も長くて広かったけど、普通の駐車場とかスーパーとかもゆとりがあったような気がします。
東京の普通の住宅街のところよりゆったりしていたような・・・・・・ 飛行機が自分の上を通ってもすごく低く飛ぶんだなとか、音が大きいなとか思うけど、もし毎日自分の家や学校の上を通るんなら、我慢できない。うるさいし嫌だ。
ぜんぜんくつろげないと思う。
僕は今日基地へ行っていろいろ感じたけど、やっぱり一番感じたのは、戦闘機の飛ぶ音です。
あの公園で話を聞いたとき、2回くらい公園の上を飛行機が飛びました。あのときの音は耳に響くような感じですごくうるさかったです。
でも遠山さんや山口さんが言っていたけど、あれは一番音が小さい飛行機だと言っていました。すごくびっくりしました。 
あんな音が毎日家の近くでしたとしたら、すごく嫌だなあとすごく思った。
住民が集団移転した気持ちもちょっと分かりました。
≪編集後記≫

何はともあれ2001年・21世紀の幕は開いた。 まずは「おめでとう」の挨拶でスタートしたいと思います。
しかし、年明け早々からなにやら血なまぐさいニュースが目白押しに報道されています。
これも不景気と先行き不安な世相のためでしょうか。
今年は、なんとしても地裁一審勝利判決を勝ち取る年にしなければなりません。
公害裁判の前進と横田訴訟勝利で、住み良い環境を実現できるよう、互いに頑張りましょう。

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