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第36号 (2001年3月12日) | |||||
国の住民運動つぶしを 圧倒的多数の署名で はねかえそう | |||||
代表幹事 大野 芳一 | |||||
国側は最高裁判決で負った被害救済責任を全く無視し「今後の大量原告による訴訟を阻止する」ことをねらって、裁判の中で執拗に立証要求や主張・申し立てを行い、裁判の長期化をはかるなど住民運動つぶしに躍起となっています。 横田、厚木、小松、嘉手納と、大規模訴訟原告1万8000人にとってなんとしても国側の態度にうち勝つことが必要です。 このためには、国の理不尽な主張、要求を国民の前に明らかにし、私たちに対するマスコミ及び国民世論の支持を得なければなりません。 訴訟団・弁護団ともども2月まで5ヶ月間「原告居住状況一覧表」作りに忙殺されていましたが、いよいよ、ここで本格的に署名活動を展開し、国の攻撃を跳ね返し、勝利判決を実現して行かなければなりません。 訴訟団として去る2月4日、八王子駅北口・スーパー長崎屋前で街頭署名活動を行いました。 当日寒い中、22名もの原告が参加、短時間にもかかわらず273筆の署名を得て成功裡に終わりました。 こうした取り組みを訴訟団各支部で行い、都民・市民のみなさんに裁判への理解と支持を広げていきましょう。 |
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これからの裁判 | |||||
弁護団事務局長 吉田 栄士 | |||||
この半年の間、なかなか裁判の姿が見えにくかったと存じます。 この最終段階になって、国は原告の居住場所の移転状況を明確にせよと言ってきました。いつからいつまで、どこに住んでいるかを調査してその一覧表を提出してくれとの事です。 このような客観的な事実については、これまでの裁判では相互に協力して確認してきました。今回の裁判では国はいっさい協力しないと言い切っています。それで問題が大きくなりました。 この半年、原告のみなさんの居住事実を住民票に基づいて一覧表を作成し、これを2月末に提出しました。 この一覧表は判決にも役立つものですので、作成によって判決は早くなります。 しかし、最近の国の態度はきわめて敵対的です。厚木、嘉手納、小松の訴訟の弁護団とも協議して統一的な対応をする事を検討しています。 今度の裁判は4月13日です。ここで裁判終了日などが協議される予定です。まずは横田で国に勝って、それを全国に広げよと思っています。裁判終結はすぐそこになってきました。 |
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シンポジウムへ参加しよう | |||||
〜夜間・早朝飛行訓練 差止を求めて〜 | |||||
弁護団 中杉 喜代司 | |||||
基地空港騒音訴訟をはじめ、イタイイタイ病、水俣病、大気汚染などの全国の公害訴訟を担当してきた弁護団の団体である「公害弁連」の第30回総会が3月24日(土)八王子労政会館で行われます。 その際、基地周辺の夜間・早朝飛行の差止を考えるシンポジウム「大気から空港ー静かな夜を取り戻すためにー」が午後1時から4時30分まで開催されます。 このシンポジウムは尼崎や名古屋で差止判決を勝ち取った大気汚染訴訟の経験を聞き、さらに、西欧の地位協定の運用に詳しい方から西欧諸国、特にドイツのNATO軍の訓練がどのように実施されているかを話してもらう予定です。 また、韓国からソウルの金浦空港騒音訴訟の弁護士の方も講演されます。 横田基地周辺でも差止請求を勝ち取るために、是非とも差止シンポジウムにご参加ください。 |
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横田や厚木でのNLP中止 | |||||
代表幹事 小板橋 稔市良 | |||||
2月23から26日まで横田基地でも予定されていた、横須賀を母港とする米空母キテイホーク艦載機による夜間離発着訓練が中止されました。 このところ二割しか利用していなかった硫黄島訓練場での実施となったようです。 2月21日、訴訟団も厳重中止要請を行いました。(写真)) 全国的な基地周辺自治体や諸平和団体の怒りと世論の前に、ついに本土での訓練を中止せざるを得ませんでした。 |
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